ユウ動物病院
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「夏の疲れ」出ていませんか?

お盆が終わり、夏も後半に入りました。
とはいえ、まだまだ暑さも湿気も厳しく、体には大きな負担がかかる時期です。

この時期、実はわんちゃん・ねこちゃん・他の動物たちにも「夏の疲れ」がじわじわと出てくる頃。
特に、湿度が高い地域では、蒸し暑さによる体調トラブルが目立ってきます。

🟡こんな症状、ありませんか?

  • 食欲が落ちてきた
  • 日中はぐったり、寝てばかり
  • 吐いたり、軟便・下痢が続く
  • 皮膚が赤い・ベタつく・かゆがる
  • 耳の中が臭う、かゆがる
  • 元気がないわけではないけど、いつもと様子が違う

こうした小さな変化は、夏の疲れのサインかもしれません。
特に高齢の子や持病のある子、暑さに弱い犬種・猫種では注意が必要です。

🟡湿度と冷房のダブルパンチ

暑さだけでなく、湿度の高さも見逃せません。ジメジメした空気は皮膚や耳のトラブルの原因になりやすく、菌が繁殖しやすい環境でもあります。

また、湿度が高いと体温調節もうまくいかず、疲労がたまりやすくなります。
一方で、冷房の効いた室内と外との温度差は、自律神経に大きな負担をかけてしまいます。

こうした“冷えと蒸し暑さ”が重なることで、消化器の不調や免疫力の低下につながることもあります。

🟡おうちでできるケア

  • 飲み水はいつでも清潔に。複数の場所に置くとよいでしょう。
  • 食欲が落ちたときは、ウェットフードや水分を含んだトッピングで補助しましょう。
  • エアコンの風が直接当たらない場所を確保しましょう。                        特に夜の寝る時間帯は注意してあげましょう。
  • 皮膚や耳のべたつき、赤み、かゆみをこまめにチェックしましょう。
  • 冷たい床で寝すぎてお腹を冷やさないよう注意が必要です。                       小型犬やシニアの犬猫さんは、腹巻きなども活用するとよいです。

特に皮膚や耳のトラブルは、湿度が高い地域では長引きやすく、早めのケアが大切です。
お家でのシャンプーが難しい場合は、病院でのマイクロバブル・シャンプーやオゾンパックもおすすめです。

また、飲水量が少ない子には、犬猫用の経口補水液やスープタイプのおやつを活用してみましょう。

🟡「なんとなく元気がない」がサインかも

この時期は、実際に「なんとなく食べない」「ずっと寝ている」といったご相談が増えてきます。軽い夏バテと思っていたら、膵炎や腎臓のトラブルだったというケースも少なくありません。

「様子を見ていたら、だんだん悪くなってきた」
そんな事態を防ぐためにも、早めのご相談をおすすめします。

🟡10月から「秋の健康診断」スタート!

夏の疲れが出てくる今こそ、秋に向けての体調チェックを始める良いタイミングです。

当院では10月より「秋の健康診断」キャンペーンを実施予定です。
血液検査や尿検査など、目に見えない不調の“早期発見”につながります。

「元気そうに見えるけど、ちょっと気になる」
そんな時こそ、健診で“今の状態”を知っておくことが大切です。

詳細は、近日中に院内・LINE・ホームページなどでお知らせいたします。

「ちょっと心配だな…」「秋の検診を待たずに早めにみてほしいな」と感じたら、お気軽にご相談ください。ご家族の健康を、わたしたちがしっかりサポートさせていただきます。