帰省・旅行前に最終チェック!「もしも」に備える愛する家族とのお出かけ支度
8月は、お盆休みで帰省したり、旅行に出かけたりする方も多いのではないでしょうか。人間と同じように、大切な家族の一員である犬猫さんたちも一緒に移動する機会が増える時期です。
今年は、いつもの旅行の準備に「もしもの備え」という新しい視点を加えてみませんか?予期せぬ事態は、いつどこで起こるか分かりません。「もしも」は、動物さんにも飼い主さんにも大きな起こりえます。
今年の旅支度は、安心を「持ち運ぶ」意識で、次の3つのポイントを確認してみましょう。
- 「お泊まりセット」+非常時を想定した「安心ポーチ」
いつものお泊まりセット(フード、水、食器、おもちゃなど)に加えて、非常時にも役立つ「安心ポーチ」を準備しましょう。これは、最低限のものがコンパクトにまとまった、もしもの時のための緊急用キットです。
【安心ポーチの中身】
- 少量でも数日分のお薬: 普段飲んでいる薬はもちろん、下痢止めや酔い止めなど、旅先で起こりやすい症状に対応できる薬を、獣医さんと相談して用意しましょう。
- 携帯用水入れ&フード: 折りたたみ式など軽量で持ち運びやすいものが便利。
- 簡易的な応急処置セット: 清潔なガーゼ、包帯(自着性のものが便利)など。100円ショップで手に入ります。
- 大切な家族の写真と情報カード: 最近の写真、氏名、年齢、種類、特徴、かかりつけ医の連絡先、持病、アレルギー情報、性格などを記載したカード。迷子になった際に役立ちます。スマホが手元から離れてしまった時も安心!
- 首輪・リードの予備: 万が一の破損や紛失に備え、予備があると安心です。
- ウェットティッシュ(アルコールなし): 清潔を保つために役立ちます。
これらを一つの小さなポーチや袋にまとめ、持ち運びやすい場所に入れておきましょう。車での移動中も、すぐに手が届く場所が理想です。
- 旅先の動物病院を下調べ! マイクロチップの確認も。
まさかは、慣れない場所で起こりがちです。事前に調べておくことで、いざという時に冷静に対処できます。宿泊先周辺の動物病院: 最寄りの動物病院の場所、連絡先、診察時間、夜間対応の有無を調べておきましょう。
- 緊急時: かかりつけの動物病院への連絡でも、遠隔でアドバイスをもらえる可能性があります。
- ペット保険:加入している場合は、証券を携帯しましょう。
また「マイクロチップ」の装着と登録情報も確認しましょう。もし迷子になった際、マイクロチップが装着されていれば、登録された飼い主さんの情報から連絡を取ることができます。
- マイクロチップの装着: 装着していない場合は、この機会に動物病院にご相談ください。
- 登録情報の確認・変更: 装着済みでも、住所や連絡先が変わっている場合は、必ず登録情報を最新のものに更新しておきましょう。(環境省の指定登録機関のウェブサイトなどで確認・変更が可能)
- 家族を守るための家族会議:緊急時の役割分担
「もしも」の時のために、家族で情報を共有しておきましょう。これは、災害時だけでなく、旅行中の急な体調不良など、様々な「もしも」の状況で役立ちます。
- 誰が動物さんの担当になるか: 家族が離れ離れになった場合、誰が動物さんを連れて避難するか? 連絡を取り合う方法は?
- 避難経路の確認: 宿泊先からの避難経路だけでなく、避難ルートや集合場所も決めておきましょう。
- 動物さんの性格や行動の共有: 臆病な子、興奮しやすい子など、緊急時にどうすれば良いかを話し合っておきましょう。
今年は、「もしもの時も大丈夫」という安心感を携えて、大切な家族との夏を過ごしましょう。少しの準備が、大きな安心に繋がります。