春の健康診断はいつから? フィラリア・ノミ・ダニ予防を始めるタイミング

梅が咲き、菜の花が咲き、河津桜が咲き…そして花粉も飛散し始め、少しずつ春の訪れを感じる今日この頃。
お散歩が楽しくなる一方で、蚊やノミ・ダニなどの寄生虫も活動を始める季節です。
特に、蚊は桜が咲いたら確実に活動を始めています!
この時期は、春の健康診断と予防のスタートをセットで考えるのがおすすめです。
■ 春の健康診断ってなにをするの?
元気そうに見えても、体の中ではゆっくり変化が起きていることがあります。
健康診断では、今の体の状態をやさしくチェックしていきます。
健康診断の内容は、各動物病院により異なりますが、当院では
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体重・心音・歯・皮膚などの全身チェック
血液検査
血球検査(血液の成分検査)
血液生化学検査(内臓疾患の発見)
T4(甲状腺機能検査)
電解質検査(体内のミネラルバランス)
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希望に応じたオプション検査
NT-proBNP(心臓病早期発見検査)
腸内フローラ検査(腸内細菌のバランスチェック)
犬CRPまたは 猫SAA (体内炎症マーカー)
フルクトサミン(糖尿病早期発見検査)
などを行っています。
若い子にとっては「今の正常値を知る」ために、
シニアの子にとっては「病気の早期発見」のために大切な検査です。
また、春は生活環境が変わりやすい時期でもあります。
お引っ越しや新生活のストレスが、体調に影響することもあるため、
一度体の状態を確認しておくと安心です。
■ フィラリア予防は“春の定番”
フィラリア症は、蚊を介してうつる寄生虫の病気です。
心臓や肺に寄生し、進行すると動物の命に関わることもあります。
予防は難しいものではなく、月1回のお薬・または注射(1年間効果が持続)を行うことでしっかり防げる病気です。
大切なのは、
⭕️投与前に検査をすること
⭕️決まった期間、きちんと続けること
「うちは室内だから大丈夫」と思われがちですが、蚊は人の出入りや洗濯物などから室内にも入ってきます。
■ ノミ・ダニ予防も忘れずに
ノミやダニは、かゆみや皮膚炎だけでなく、貧血や感染症の原因になることもあります。
特にマダニは注意が必要で、近年は人にも重い病気(SFTS/重症熱性血小板減少症)をうつすことがあると知られてきました。
予防は愛犬・愛猫のためだけでなく、ご家族のためでもあります。
🌷草むらに入る子
🌷お散歩が好きな子
🌷外に出る猫ちゃん
こうした子はもちろん、完全室内でも油断は禁物です。
■ 実は「人の命を守る予防」でもあります
フィラリア・ノミ・ダニが媒介する病気の中には、まれではありますが人が重症化するものもあります。
「怖がらせたい」のではなく、予防で防げるものは、防いであげたい。そんな気持ちでお伝えしています。
お薬を使った予防で守れる安心は、とても大きいものです。続けることで、「知らないうちに守れている」状態を作ってあげましょう。
■ 春ははじめどき
春は、健康診断と予防を始めるちょうどいいタイミングです。今の体の状態を知って、しっかり備えておくことで、1年を安心して過ごすことができます。
「うちの子はどうしたらいい?」そんな時は、気軽にご相談くださいね。
