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絶対口にしちゃダメ!冬の危険なもの

冬はクリスマスや年末年始など、楽しいイベントが続く季節ですね。
お部屋を彩るお花や、特別なごちそうが増える時期でもあります。
しかしその一方で、犬や猫にとっては危険なものが身近に増える季節でもあります。

今回は、冬に特に注意したい
「中毒を起こす植物」と「誤食や事故につながりやすい食べ物」について、わかりやすくご紹介します。

🔴冬によく見かける要注意の植物🔴

①クリスマスローズ(犬・猫ともに注意)

冬のガーデニングで人気のお花ですが、葉や茎、根など全体に毒性があります。
口にすると、よだれが増える、吐く、下痢をする、元気がなくなるといった症状が見られることがあります。落ちた葉や花びらを、遊びながら口にしてしまうケースもあるため注意が必要です。

②ポインセチア(特に猫は注意)

クリスマスの定番植物ですが、白い樹液に刺激性の成分があります。
かじってしまうと、口の中の違和感、よだれ、嘔吐などを起こすことがあります。
猫は高い場所にも登れるため、「届かないと思っていた場所」も要注意です。

③シクラメン(特に危険)

シクラメンは、球根部分に強い毒性があります。
誤って口にすると、激しい嘔吐や下痢、腹痛、心臓への影響が出ることもあります。
鉢植えを倒してしまい、球根や土をなめてしまう事故も少なくありません。

🔴冬のごちそうにご用心🔴

①デコレーションケーキ

砂糖や脂肪分が多く、犬や猫のお腹には大きな負担になります。
チョコレートが使われている場合は、中毒の危険性があります。
また、生クリームだけでも、嘔吐や急性膵炎を引き起こすことがあります。食べられない「飾り」にも甘い香りが残っているため、口にしないよう注意が必要です。

②お餅

とても粘りが強く、のどに詰まる危険性が高い食品です。
消化されにくく、腸閉塞の原因になることもあります。
少量でも与えないようにしましょう。

③骨付きチキン

加熱された骨は簡単に割れて、鋭い破片になります
口の中や食道、胃腸を傷つけ、緊急手術が必要になるケースもあります。


 

🟡子犬・子猫、シニアの犬猫は特に注意

子犬・子猫やシニアの犬猫は、少量の誤食でも症状が出やすい傾向があります。
体が小さい分、影響を受けやすいため、「元気だから大丈夫」と思わず、
より一層の注意が必要です。

🟡もし口にしてしまったら

「少しだけだから様子を見よう」と迷ったときこそ、早めに動物病院へご相談ください。食べたものの種類や量、時間がわかると診断の助けになります。


 

🔵まとめ

冬は、お花やごちそうなど、いつもより身の回りに物が増える季節です。
その中には、犬や猫にとって思わぬ事故や中毒につながるものも少なくありません。
「少しだけ」「目を離したすきに」という場面で起こるケースが多いため、
日頃から置き場所や管理を意識することが大切です。
もしも誤って口にしてしまった場合は、迷わず動物病院へご相談ください。
大切なご家族が、安心して冬を過ごせるよう、わたしたちもお手伝いします。